令和元年度の事業概要

1 指導事業

(1) 教育情報事業

    会員の知識向上に関する情報の提供や指導を行うとともに、「新潟県内水面漁連だより」第34号

   を作成し、漁業協同組合員、遊漁者、関係機関に配布した。
    また、本会のホームページの内容を更新し、内水面漁業に関する情報を提供した。

(2) 漁場環境保全事業
 ① 河川懇談会の開催

    ア 国土交通省との河川懇談会
      8月7日「新潟東映ホテル」において開催した。来賓として佐藤信秋参議院議員を迎え、国

     土交通省北陸地方整備局から吉岡幹夫局長、田部成幸河川部長をはじめ関係課長・事務所長、

     林野庁から上中下越の各森林管理署長、新潟県から丸山克彦水産課長、などの参加を得て、関

     係漁協役職員を含む総勢66名が出席し、漁協別及び全体の要望事項等について意見交換を行っ

     た。
    イ 新潟県との河川懇談会
      9月12日「ANAクラウンプラザホテル新潟」において開催した。新潟県から佐久間豊副

     知事をはじめ中田一男土木部長、緒方和之農地部長、村山雅彦県民生活・環境部長、山田治之

     農林水産部長ほか本庁及び地域機関の幹部職員多数の参加を得て、関係漁協役職員を含む総勢

     140名が出席し、漁協別及び全体の要望事項等について意見交換を行った。

(3) 生態系保全に係る実践事業

 ① 研修会の実施 

    2月7日、「東映ホテル」において、「内水面漁協の経営に関する研修会」を開催した。漁協関

   係者など46名が出席し、(国研)水産研究・教育機構中央水産研究所沿岸・内水面研究センター

   長 中村智幸様による「内水面漁協の経営改善と遊漁振興について」と題する講演などを行った。 

 ② 総合学習会の開催

    刈谷田川漁協では「総合学習会」を開催し、小学生を中心に、河川環境の大切さについて啓発を

   行った。

 ③ 広報活動

     「遊漁のしおり」を作成し、釣り愛好家に対し、法律や規制で定められたルールの理解促進に努

   めた。   

(4) 遊漁対策事業

 ① 遊漁者監視指導事業

    大川漁協ほか17漁協が当該事業に参加し、渓流釣りのマナー向上と密漁防止を目的に、解禁日を

   中心に漁場進入道路等で一斉監視・指導を実施した。
  (監視員延べ453人、釣り人数529人、現場購入者26人、遊漁券を持参していない釣り人は、遊

   漁券を確認した人の約5.10%)(3月~9月調べ)

 

2 淡水魚増殖事業

(1) 淡水魚放流事業
 ①  アユ放流事業

    自県産人工種苗を中心に海産、他県産人工種苗、合計18,799㎏(前年18,535㎏)の種

   苗を放流した。また、1月24日に「新潟県水産会館」において、放流実績及び次年度の放流計画を

   協議するアユ種苗連絡会議を開催した。

  a.稚アユ採捕放流

    信濃川大河津分水路寺泊野積地先において、5月14日から5月27日までの期間で採捕して、5

   河川に1,491㎏を放流した。(前年4河川489㎏)      

  b.人工アユ中間育成放流

    (公社)新潟県水産振興協会村上事業所から、1,740千尾の元種苗を購入。9漁協で中間育成し、

   約13,318㎏の種苗を生産、放流した。(前年13,004㎏)

  c.その他のアユ種苗放流

    琵琶湖産天然種苗、他県産人工種苗等合わせて9漁協約3,990㎏を購入し放流した。

    (前年12漁協5,040㎏)

 ② その他の淡水魚放流事業

    フナ・コイ・ニジマス・ウナギ・イワナ・ヤマメ・カジカ・サクラマス・モクズガニの健苗を、

   種苗を生産している漁協及び県内外の種苗生産業者から購入し、概ね放流計画数を関係河川湖沼に放

   流した。(令和元年度淡水魚放流実績表参照)

(2) 外来魚等被害緊急対策事業(県)/広域連携カワウ・外来魚被害管理対策事業(全内漁連)

    3月6日に「東映ホテル」において、令和元年度外来魚等被害緊急対策事業に関する会議を開催し、

   外来魚駆除及びカワウ飛来調査の実績及び次年度の計画を協議する予定であったが、新型コロナウイ

   ルス感染拡大防止の観点からこれを中止し、後日書面決議を行った。

 ① 外来魚

     ブラックバス等の外来害魚を駆除するため、県の補助と内水面水産試験場の指導を受け、三面川鮭

   産、福島潟・新井郷川、阿賀野川、信濃川、加茂川、刈谷田川及び魚沼の7漁協で、採捕者延べ32

   4名、使用船舶延べ199隻により、刺網や投網などの漁具を使用し、オオクチバス525尾以上

   (前年922尾以上)、コクチバス124尾(前年247尾)、ブルーギル106尾(前年49尾)の

   外来害魚を捕獲処分した。

    また、全国内水面漁連の補助と内水面水産試験場の指導を受け、魚沼漁協により奥只見ダム湖で刺

   網を使用し、外来魚駆除事業を行った。    

 ② カワウ駆除及び飛来調査

    全国内水面漁連の補助を受け、三面川鮭産、阿賀野川、東蒲原郡、五十嵐川、魚沼漁協及び中魚沼

   の6漁協で、被害状況調査、繁殖抑制・駆除及び追い払いを実施した。

    県単補助事業により、カワウ被害緊急対策事業(飛来調査)を三面川鮭産、阿賀野川、東蒲原郡、

   五十嵐川、刈谷田川漁協及び魚沼の6漁協で実施し、県内全体で延べ1,835羽以上(前年1,5

   17羽)を確認した。

 

3 県内共通遊漁承認証発行事業

    遊漁者の利便性を目的に県内共通遊漁券を各漁協、契約釣具店、本会等で、「アユ・サクラマス・

   モクズガニを除く全魚種」券を1,458枚(前年1,405枚)、「コイ・フナ」券を47枚(前年

   47枚)、合計1,505枚(前年1,452枚)発行した。前年度を約3.7%上回る結果となった。

    発行に伴う遊漁料金は発行経費等を差し引き、過去2ヶ年間のアユ・サクラマス・モクズガニを除

   く放流実績(金額)に基づき各漁協に配分した。